アミノ酸摂取で、仕事や勉強の能率をUP!
脳の活動が活発になり、能率が上がる!
アミノ酸はさまざまな角度から私たちの肉体に活を入れ、細胞レベルから若返らせてくれますが、
それだけではなく、脳に直接働きかけ、仕事や勉強の能率を格段にアップさせる効果も持っています。
アミノ酸の中で、能率アップ効果があるブレーンアミノ酸は、
イソロイシン、チロシン、アルギニン、フェニールアラニン、グルタミン酸の5つ。
これらの効果を理解するには、まず脳の働きを知っておくことが必要です。
仕事や勉強を能率よく進められるとき、よく「集中力が高まっている」といいます。
実際、能率と集中力は密接に関係していて、能率アップにはまず集中力をつけることが大前提。
必要に応じて、コンスタントに集中力を高められるようにすることが重要です。
ところが一般に集中力には個人差があり、また、同じ人でも日によって集中の度合いに差ができるものです。
たとえば、ピアニストは大変な集中力を要する仕事です。
彼らは何百回、何千回というステージで、同じようにすばらしい演奏を行ないますが、そのためには毎日8時間ぐらいの練習が必要だといわれています。
それほど同じことをくり返さないと集中力をつける(自分の意思で集中する)ことはできないのです。
それでは、毎日くり返される練習によって、ピアニストに何が起こっているのかというと、長期記憶です。
人間の記憶には、感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3系統があります。
友人と会っていろいろ話して、帰りに思い出そうとしてみると半分くらいしか思い出せない。
そういう、短期間に受けた刺激による記憶を短期記憶といいます。
感覚記憶は、さらに短い刺激によるもので、信号機が青だから道を渡ったという事実を、そのあといろいろなことをしているうちに、まったく忘れてしまうというようなものです。
これに対し、何度も同じことを見たり聞いたりすることで、じわじわと植えつけられていく記憶を長期記憶といいます。
長期記憶は時間がかかる分、まるで頭の中で録音や録画が行なわれているのと同じぐらい、しっかりと記憶が刻み込まれます。
これが集中力の土台になるのです。
集中力のメカニズム
それでは、長期記憶はどのように形成されるのでしょうか。
脳は神経細胞、グリア細胞、毛細血管によってできています。
いわゆる脳細胞ということがありますが、それは神経細胞のことを指します。
またグリア細胞は脳にだけ存在するものです。
私たちが、何かを見たり聞いたりして外部から刺激を受けると、
脳細胞はDNAに命令を出して自らの細胞の中に記憶するための物質(樹状突起)をつくらせます。
ひとつの刺激に対して、ひとつの記憶物質をつくらせるため、
脳細胞のひとつひとつが、記憶する物質をそれぞれ1〜10億個ずつ持っていることになります。
そして、脳細胞同士はお互いに同じ刺激によってつくられた記憶物質を使って、そのつど、情報のやりとりをします。
ところが、一回きりの刺激や弱い刺激では、DNAを動かして記憶物質をつくることができません。
DNAが樹状突起をつくる指令を出すには、何度もくり返して同じ刺激を受ける必要があります。
これは、ピアノの鍵盤をボンとならすことを知っただけでは、曲を演奏できないことでもわかるでしょう。
曲を演奏できるようになるには、何回も何回も同じ曲をくり返し弾くことが必要です。
この練習によって、手からの刺激を何度も受けた脳細胞の中のDNAがやっと重い腰を上げて動き出します。
そして、その刺激に合った記憶物質をつくり、どの指のあとにどの指を動かすかといった情報がスムーズにやりとりできるようになるのです。
つまり、DNAがくり返し刺激を受けることで記憶物質がつくられ、脳細胞同士の情報のやりとりがスムーズになり、
あまり意識しなくても演奏できるようになります。
これが長期記憶のできる過程です。
このように体が無意識に動くようになることを、「体で覚える」といういい方をしますが、実際には、すべて脳の働きによって行なわれています。
たとえば、100メートル走のランナーを考えてみてください。
スタートと同時に、がむしゃらに走っているように見えます。
ところが、彼らはただ走っているわけではありません。
スタートの合図を聞いて走り出したら、どこで体を起こし、どこで加速をするか、と絶対にミスをしない記憶をつくり上げているのです。
途中、風の抵抗を受けたときに「もっと頑張ろう」と思うのも、すべて脳からの命令によります。
こうした一連の動きを何度もスムーズに行なえるのは長期記憶のおかげですが、
この長期記憶の土台があるからこそ、ほかに気をとられることなく、集中することが可能になるのです。
つまり、集中力を高めるには、長期記憶をしっかりとつくっておく必要があるというわけです。
脳の血流がよくなり、集中力が一気に高まる!
私たちが思考したり、手足を動かしたりするのは、すべて中枢神経の命令によって行なわれています。
もちろん、ピアニストが指を動かして曲を演奏するのも同じです。
中枢神経の中心をなしているのは脳で、その中でも、もっとも発達しているのは大脳です。
大脳は、言語や感覚、運動、思考、感情などをつかさどっていますが、
これらはすべて大脳のどのエリアで支配するかが細かく決められています。
そして、脳細胞による複雑なネットワークによって各エリアは結ばれ、
「映画を観て、感動して、考えて、友人に感想を話す」というような一連の動きをできるようになっています。
ところで、ピアノを弾く場合、体の中でもとくに手指に神経を集中させますが、
そのとき、大脳の中では、手指の感覚をつかさどるエリアに血液が集まってきて、その部分の血流が増します。
これは、そのエリアで新たな記憶物質がつくられ、情報伝達が行なわれるのに、大量の酸素や栄養素を必要とするからです。
能率アップの第一条件とは?
集中力がいかにして身につくかを要約すると、同じ動作をくり返す(練習する)ことで、刺激を受けた脳細胞のDNAが新たな記憶物質をつくり、
情報のやりとりがスムーズになって、長期記憶がつくられ、集中力が身につく。
そして、これらの結果、能率アップが可能となるのです。
[能率アップが達成されるまで]
訓練→長期記憶の形成→集中力アップ→能率アップ
「脳力」に強力に働きかけるアミノ酸
学生さんが、ある日突然、「よし、今日から勉強するぞ」と決めても、はじめのうちは集中するのが難しく、なかなか勉強の能率が上がらないものです。
最初は、とにかく、机の前にじっと座りつづけていること。
それを毎日続けていれば、次第に「椅子に座る=勉強すること」という長期記憶がつくられていきます。
集中力をつけ、能率アップをはかるには、どうしてもそうした準備期間が必要です。
ただ、その準備期間はできるだけ短いほうがいいでしょう。
そこで役立つのが、ブレーンアミノ酸です。
脳には、脳にしか存在しないグリア細胞がいることは以前お話ししました。
このグリア細胞は脳エネルギーをつくる以外にも、血流によって運ばれてきた栄養や酸素を脳細胞へと手渡す仲介役もつとめています。
つまり、血管の中のさまざまな成分は、一度グリア細胞の中を通過してから、脳細胞へと移動するわけです。
ということは、血管壁も細胞でできていますから、血流によって運ばれてきた栄養や酸素は脳細胞に入るまで、合計5枚の細胞膜を通ることになります。
ところが、細胞膜を通過するには、非常に多くのエネルギーを必要とします。
そのため、多くの物質は最後まで通過できず、脳細胞まで達することができません。
脳はこうしてアンモニアなど有害な物質が侵入するのを防いでいるわけです。
こうした脳の働きをBBB(ブラッド・ブレーン・ハリア)と呼びます。
細胞の原料そのものである各種アミノ酸にとっても、BBBを通過することは、そうたやすいことではありません。
ここで活躍するのが、イソロイシン、アルギニン、チロシン、フェニールアラニンの4つのアミノ酸です。
これらは、BBBを難なく通過して、脳細胞へと移動することができ、
刺激を受けたDNAが出す指示にすばやく反応し、すみやかに記憶物質をつくることができるのです。
つまり、この4つのアミノ酸が情報伝達をスムーズにして、より早く長期記憶をつくり、集中力を高め、能率アップが実現するのを助けるのです。
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